MUDITAの母体である「上西工業」は、京都・右京区に工房を構えています。 なぜ、京都の左官技術はこれほどまでに特別視されるのでしょうか?
それは、この街が「本物」しか生き残れない場所だからです。
1. 茶の湯が育てた「侘び寂び」の壁
京都は、茶の湯文化の中心地です。 千利休が完成させた「侘び茶」の世界では、豪華絢爛な装飾よりも、静寂で質素な美しさが尊ばれました。
そこで求められたのが、華美な装飾を削ぎ落とし、土そのものの色や質感を極限まで引き出す「土壁」の技術です。 「聚楽第(じゅらくだい)」の跡地から採れる良質な土「聚楽土」を用いた壁は、京都の左官職人にとっての誇りであり、最高級のブランドとなりました。
2. 上西工業の挑戦
私たち上西工業は、この京都の地で、神社仏閣から現代のマンションまで、数多くの壁を塗ってきました。 厳しい審美眼を持つ京都の人々に鍛えられ、技術を磨いてきたのです。
しかし、現代建築において、土壁の出番は減りつつあります。 「この素晴らしい技術を、博物館の中だけのものにしてはいけない」 「もっと身近に、現代のライフスタイルの中で愛されるものにしたい」
そんな想いから生まれたのが、インテリアブランド**「MUDITA」**です。
3. 伝統を、現代のリビングへ
MUDITAのプロダクトには、京都の職人が培ってきた「手」の記憶が刻まれています。 重厚な歴史を背景に持ちながら、デザインは極めてモダンでミニマル。
京都という街が、古いものを守りながら常に新しい革新を受け入れてきたように、MUDITAもまた、伝統技術と現代デザインの融合を目指しています。
京都の風土が育てた「呼吸する素材」を、ぜひあなたの暮らしに取り入れてみてください。