左官とは? —— 土と手が織りなす、呼吸するアート。

左官とは? —— 土と手が織りなす、呼吸するアート。

左官とは? —— 土と手が織りなす、呼吸するアート。

壁。 それは、単に空間を仕切るためのものでしょうか?

私たちMUDITAは、そうは思いません。 壁は、空間の「皮膚」であり、そこに住まう人の感性を包み込む「キャンバス」です。

その皮膚を、何百年もの間、手仕事で整え続けてきた職人たちがいます。 それが「左官(Sakan)」です。

1. 縄文から続く、日本の「塗る」文化

左官の起源は、縄文時代の竪穴式住居の炉づくりにまで遡ると言われています。 土を練り、壁に塗りつける。 このシンプルで根源的な行為は、時代とともに洗練され、安土桃山時代には城郭建築の白い漆喰(しっくい)壁として、江戸時代には茶室の侘びた土壁として、日本の美意識を支えてきました。

2. 素材は、地球そのもの

左官材の主成分は、土、砂、藁(わら)、そして石灰。 すべて自然界に還る素材です。

化学物質で固められたビニールクロスとは異なり、左官の壁は「呼吸」をします。 湿度の高い日は水分を吸い、乾燥した日は吐き出す。 日本の気候風土が生んだ、天然のエアコンとも言えるでしょう。

3. 「不均一」という贅沢

MUDITAのプロダクトを手に取ったとき、その表面を指でなぞってみてください。 わずかな凹凸、鏝(こて)が走った跡、素材の粒子感。

機械生産では決して出せないその「ゆらぎ」こそが、左官職人の魂です。 光が当たると、その凹凸は複雑な陰影(シャドウ)を生み出し、時間帯によって表情を変えます。

MUDITAは、この「壁の技術」を「小さなオブジェ」に凝縮しました。 あなたのデスクやリビングに、千年の歴史を持つ日本のテクスチャを。 それは、ただのインテリアではなく、歴史の断片を所有することなのです。